Home > 真の経営者魂

私の一冊

人事のみなさまにリレー方式で、心に刺さった選りすぐりの一冊を紹介いただきます。

第14回 :日産自動車株式会社 岩本 洋太郎さん

2014年11月18日

経営者・人事のみなさまにリレー方式で、心に刺さった選りすぐりの一冊を紹介いただきます。

「「やればできる!」の研究」 キャロル・S・ドゥエック

今回、本をご紹介くださったのは、 日産自動車株式会社岩本 洋太郎さんです。 成長の壁を感じていたとき、自分の心のあり方に気づきを与えてくれた一冊。ぜひご一読ください!

出版社: 草思社 (2008/10/27)

今回ご紹介する『「やればできる!」の研究』は、スタンフォード大学心理学教授であるドゥエック氏が長年研究してきた、人の能力開発と心のあり方(マインドセット)の関係を様々な事例を通して解説している書籍です。

私は社会人4年目(エンジニア)の頃、「どうして(自分は)仕事ができないのだろう」と周りの同期と比較し、悩んでいました。そんな時に大きな気づきを与えてくれたのが本書です。

本書の中でドゥエック氏は心のあり方には大きく2つのタイプがあると述べています。それは①能力を固定的に捉える、②能力を拡張的に捉えるタイプです。①、②の傾向の強さが能力開発に影響すると述べています。詳細は著書をお読みいただければと思うのですが、例えば、落第点を取ったり、会社での評価が下がったりすると、①は、それを頭が悪くて才能がない証拠として捉えるのに対し、②は努力が足りなかったと自覚し、さらに自身を成長させるために必要なことにフォーカスするという特徴があります。

本書に出会ったことで、当時の自分は①に偏っていたこと、自己成長よりも、自身の評価結果に重きを置いていたことに気づくことができました。それから5年ほどが経ちましたが、今では②の考え方をするような習慣が身につき、多少なりとも成長することができたように思います。

「経験を成長の糧にすることが大切である」という話はいろいろな企業で言われていると思います。そのために、ドゥエック氏の考えは非常に有効だと思います。私自身も本書の学びを活かし、人財育成担当者として、一緒に働く仲間があらゆる機会を通じて、学ぶことに情熱を持ち、学習する組織の実現に貢献していきたいと考えています。

日産自動車株式会社 アライアンスR&D人事部 R&D人財育成Gr

岩本 洋太郎 氏(いわもと・ようたろう)

2005年
日産自動車株式会社 パワートレイン開発本部入社
2012年
 同社 アライアンスR&D人事部 R&D人財育成Gr

iwamoto

A 7 B 19 C 7 D 11 E 20

現状を継続しつつ、改善を積み上げながら、柔軟に物事を受け入れていく個性タイプ

>> FFSとは?

レコメンド

サシ×ノミ

第4回:HRプロ株式会社 代表取締役 寺澤康介

ナナメヨミ

第10回:一点物を提供する職人に学ぶ働き方

ひとぐみ

第3回:株式会社セプテーニ・ホールディングス

人事哲学入門

第3回:哲学と思想、そして理念

チーバガボンド

第8回:組織版 イノベーションのジレンマ

人事部解体論

第6回:人事担当者が目指すキャリアは何?

4行日記術

第7回 :「学ぶ喜び」「生きる喜び」を創造したい

耳寄情報

企業と社員を取り巻くストレスを考えるシンポジウム  講演レポート

経営の哲学

最終回:『個性とストレスは使い方次第で毒にも薬にも』

教え上手 教わり上手

最終回: OJTが会社を長持ちさせる

全記事の一覧はこちらでご覧いただけます